2018年11月24日

ウインド・リバー

 アメリカが抱えている現実問題を強く訴える作品、ということなのですが、映画としてはいちいちなんか既視感にまとわりつかれてちょっとあんまり、終盤、あ、これ「羊たちの沈黙」だ、と思ったのだけれどそういえば中盤の突撃シーンもどこかで見た感じが、単純に、ストーリーの細部が少しわからないというか追いつけなくて疑問が残るところも、彼女雪の中どうやって来たんだっけ、とか、スノーモービルの跡をたどってゆく過程の意味とかよく理解できず個人的に残念、ラスト近くの雪山シーンも、見たことあった気が、ショーンペンがやってなかったっけ、もう思い出せないのだけれど、見た映画のほとんどを忘れてしまっている悲しさ、なのに既視感がなぜか。
 ひどい現実だとは思うのですがそれを訴える力があるかというとこの作品には。ポイントがちょっとずれて余計な感情や思考が浮かんでは消え、のようにも。

ウインド・リバー


 シネプラザサントムーンにて2018年11月

 ウインド・リバー 公式ホームページ


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Posted by 中島遥香 at 16:28 │◆映画レビュー2018年映画館でアメリカ映画

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