2017年03月03日

天使にショパンの歌声を

 廃校の危機におちいった音楽学校が再起をかけて歌で闘う、という物語だとおもってたんですがたしかにそういったストーリーではあるのだけれど、そんなわかりやすいばかりのお話でもなく、そこに、いる、教師たちの、女学生たちの、それぞれの、語られない、事情、思い、迷い、が、音楽で癒されている日常を静かに描いているというのが本質の印象、俗世間から閉ざされた場所にたどりついたのにはそれなりの背景があるのがやっぱり真実でありそうだし、だからその拠り所を奪われるのってどうなの? 採算とかまさに俗の力に抗えないってかなしくない? でもそれが現実だからそれぞれ自分なりに立ち向かうしかないのよ、うつくしい歌や曲にはげまされなぐさめられ諦めないで。
 雪景色のフランス語に上品でかわいい装い、なんでフランスが舞台かと思い込んでたらカナダのケベック州でした、冬から春へ、自然がほんとにうつくしくそれだけでもずっと眺めていたかった、女の子たちのお洋服もとってもキュート。

天使にショパンの歌声を

 シネプラザサントムーンにて2017年2月

 天使にショパンの歌声を 公式ホームページ


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Posted by 中島遥香 at 22:51 │◆映画レビュー2017年映画館でカナダ映画

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